アイシン精機の乗り合いサービス「チョイソコ」《画像:アイシン精機》

アイシン精機の乗り合いサービス「チョイソコ」が、「2019年度グッドデザイン賞」にて、グッドフォーカス賞 [新ビジネスデザイン]を受賞した。

同賞は、新たなビジネスモデルや新産業の創出、イノベーションの促進に寄与する優れたデザインに贈呈される特別賞。アイシン精機の特別賞受賞は、2015年度のグッドデザイン・未来づくりデザイン賞受賞などに続き、4度目となる。

チョイソコは、主に高齢者や交通不便者を対象とした、電話申込みで自宅最寄り乗降場から希望の行き先乗降場まで他利用者との乗り合いで送迎する移動サービスだ。複数の利用者の目的地・到着時刻を専用システムにより計算。複数の利用者が乗り合わせた上で目的地まで送る仕組みとなっており、地図上のルートの計算には、カーナビゲーションの技術を応用している。行き先乗降場はエリアスポンサーとして協賛している事業者や公共施設に設置。アイシン精機とスギ薬局が運営主体となり愛知県豊明市で市民を対象に有償実証実験を行っており、今後全国に展開する予定だ。

今回の受賞では、行き先施設にスポンサーになってもらうことで、無駄なところには立ち寄らない効率性と採算性を向上させた、地域デマンド交通システムの新しい姿を提案している点などが高く評価された。

アイシン精機の乗り合いサービス「チョイソコ」《画像:アイシン精機》 アイシン精機の乗り合いサービス「チョイソコ」《画像:アイシン精機》 アイシン精機の乗り合いサービス「チョイソコ」《画像:アイシン精機》