米国ミシガン州デトロイト市のGM本社ビル《photo by GM》

GM(General Motors)は10月17日、UAW(全米自動車労働組合)との間で、新たな労働協約に関して暫定合意した、と発表した。

GMと労働組合との間では、医療費の負担の軽減や雇用の確保を巡る労使交渉が決裂。GMの米国のすべての工場では、従業員によるストライキが9月中旬から、およそ1か月続いている。現在、米国内の工場では、シボレーやキャデラックなど、GMの全4ブランドの車両が生産できない状態にある。

GMは10月17日、UAWとの間で、新たな労働協約に関して暫定合意したと発表した。これにより、1か月に及んでいる全面的なストライキが、収束に向かう可能性が出てきた。

GMは、「将来に渡って、従業員、ディーラー、サプライヤーが事業を継続し、地域社会のために貢献することを目指してきた」とコメント。

さらにGMは、新たな労働協約は、雇用の創出と投資の拡大を通じて、米国製造業へのコミットメントを反映するもの、としている。