TOYO TYRE MALAYSIA SDN BHD《画像:TOYO TIRE》

TOYO TIREは、マレーシアのタイヤ工場「TOYO TYRE MALAYSIA SDN BHD(TTM)」にて新しい生産工場棟が竣工、生産を開始したと発表した。

TTMは、2013年5月に操業を開始し、以来、東南アジアだけでなく、北米や欧州、日本などの世界市場に供給するグローバルハブとしての機能を果たしている。同社は中期経営計画の中で「タイヤ事業の利益極大化に向けた事業基盤の強化の実現」を方針として掲げており、今回の新工場棟建設は、これに向けた施策の一つとして位置づけるもの。同社が競争優位性を有するピックアップトラック/SUV/CUV用を中心とした大口径タイヤの供給体制をさらに強化する狙いだ。

新工場棟のキャパシティは、年産約500万本の既存工場棟と同等規模。10月より生産を開始し、順次生産設備の増強を図りながら、第1ステップとして年産240万本まで生産供給量を高めていく計画で、北米向けにSUV用大口径タイヤの生産供給を補完し、マレーシア工場全体として品種構成をより厚くしていく予定だ。