安全走行に欠かせないタイヤチェック『ダンロップ 全国タイヤ安全点検』レポート《PHOTO:土田康弘》

ダンロップによる二輪車用タイヤの安全点検が8月3日、全国4か所で実施された。安全走行に欠かせないタイヤの状態をチェックして、ライダーに知らせる啓蒙活動だ。思わぬトラブルを防ぐタイヤ点検を徹底しよう。

◆ダンロップが全国でタイヤの安全点検を実施
タイヤによる事故などを未然に防ぐのが狙い

二輪車用タイヤの安全点検を定期的に行っている住友ゴム工業。この安全啓発活動は2012年から開始して今年で7回目となる。タイヤに対する関心を持ってもらい、タイヤに起因する事故の未然防止を目的としている。

今年「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施した会場は神奈川県足柄市の「アネスト岩田ターンパイク箱根スカイラウンジ前」、岐阜県高山市の「道の駅 桜の郷 荘川」、京都府船井郡の「瑞穂の里・さらびき」そして大分県由布市の「道の駅ゆふいん」。いずれもバイクのライダーが集まるスポットであることから選ばれ、多くのライダーにタイヤ点検の大切さを伝えた。

そこで編集部では安全点検開催日に神奈川県足柄市の実施会場であるアネスト岩田ターンパイク箱根スカイラウンジ前にうかがって、実際のタイヤの安全点検について取材してきた。

◆箱根の会場でタイヤ点検を取材
残溝の少ないバイクが多く見られた

箱根スカイラウンジで安全点検の模様を取材に訪れ、取材班が駐車場に到着するとまもなくバイクがやって来た。するとダンロップのスタッフがすぐさま駆け寄り声を掛け、2人一組でタイヤ点検がスタートした。主なチェック項目は残溝、タイヤ外観(キズ、ヒビ、偏摩耗)。残溝については1.6mm以下になると交換を促す。さらに0.8mm以下だと道交法違反となるので緊急性を要することも説明する。すべての点検が終了するとダンロップのスタッフがライダーにタイヤの状況を詳しく説明。最後に「タイヤ安全チェックカード」が配布される。ここには愛車のタイヤの状態を記入されてるので、客観的にタイヤの交換時期などの参考にもなる。

当日、安全点検を担当したスタッフによると「残溝が少ないタイヤが多く見受けられました。ざっと見積もって1〜2割は残溝に注意して欲しい状態でした。安全には重要な点なので自分のタイヤの状態を定期的にチェックしておいてください」。

安全点検は8時00分〜14時00分に実施されたのだが、取材にうかがった11時00分の時点ですでに100台を超える点検を実施したという。この日、全国で「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を受けた車両は453台、箱根の会場だけでも合計220台がタイヤ安全点検を受けた。

◆あらためてタイヤの日常点検の重要性を
認識して普段からタイヤをチェックしよう

ダンロップが実施した二輪のタイヤ安全点検。普段はついおろそかになりがちなタイヤの日常点検の重要性をあらためて知らせてくれる啓発活動となった。知らず知らずのうちにタイヤがすり減っており、残溝が使用限界を超えているケースがあることが今回の安全点検でわかった。自分だけは大丈夫と思うことなくあらためてタイヤ点検の重要性を認識しておくと良いだろう。

また、今回安全点検を受けなかったライダーも、これを機会に愛車のタイヤを今一度チェックして、残溝、キズやヒビ、偏摩耗などが無いかをあらためてチェックしてみるべき。日常的にタイヤの状態を確認することで、タイヤに起因する事故の未然防止に役立つので、ぜひ実施して欲しい。

ダンロップのブランドメッセージである「事故のない毎日を作りたい」のもと、タイヤの重要性をあらためて考えさせるイベントとなった「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」。多くのライダーがタイヤの安全について考えるきっかけになったようだ。

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