トヨタ ヒューマン サポート ロボット(HSR)《画像:トヨタ自動車》

トヨタ自動車とプリファードネットワークス(PFN)は8月7日、市場のニーズに応えるサービスロボットの早期実現を目指し、トヨタの生活支援ロボット「ヒューマン サポート ロボット(HSR)」をプラットフォームとして共同で研究開発を行うと発表した。

近年、ロボットの活躍範囲は産業用途から介護や物流領域と多岐に及んでいる。しかし一人一人の生活に寄り添い、その時々で適切な判断や対応が求められるサービスロボット分野については、未だに多くの技術的課題がある。今回、両社が持つ技術やノウハウを持ち寄り、一般的な生活環境の中でロボットが自ら学習し、様々なタスクを遂行できるレベルのサービスロボットの開発を目指す。

具体的には、まずトヨタのHSRを数十台規模でPFNに貸与し、今後3年間で両社が連携して研究開発を行う。開発に当たり、両社が持つ知的財産等の情報も含め相互の技術を共有し、また共同研究の成果も両社が自由に活用可能とすることで、サービスロボットの実用化に向けた開発加速を図る。

今後両社は、より多くの人々の生活の質向上に寄与できるよう、多様なニーズに応える賢さを持ち合わせたサービスロボットの研究開発に取り組んでいく。

トヨタ ヒューマン サポート ロボット(HSR)《画像:トヨタ自動車》