三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、7月18〜28日にジャカルタで開催される「ガイキンド:インドネシア・インターナショナル・オートショー(GIIAS)」にて、中型トラック『ファイター』の新たな6機種を発表した。

インドネシア市場では、ファイターに新たなバリエーションが加わったことで、各種ホイールベース(5000〜7100mm)、最高270馬力のエンジン出力、3種の駆動方式(4×2、6×2、6×4)の組み合わせにより、新旧合わせて15種の中から必要な車種が選べるようになる。

インドネシア商用車市場で、中型トラックはここ数年で急成長を遂げているセグメントの1つで、MFTBCは今回の新車種投入を機に、ホイールベースの長いファイターのラインアップを増やしている。これは、インフラ開発の加速や、インドネシア経済の主要産業である鉱業と農業の成長を背景に、効率を追求するフリートオーナーのニーズに応えるもの。ファイターで提供する3種の駆動方式のうち、4×2と6×2は操縦性、燃費、積載量が求められる用途に適しており、6×4はオフロードや苛酷な気候条件で優れた牽引性能と安定性を発揮する。

また、ファイターの全バリエーションには、現地販売代理店KTB社が運営する「ランナーテレマティクス」を標準装備。衛星を介した車両の位置や走行・メンテナンス状況などの情報をノートPCやタブレット端末、スマートフォンで管理できる。

インドネシア向けのファイターは、最新車種を含む全車両がMFTBCの川崎工場からノックダウンキットとして出荷され、東ジャカルタ市のKRM社工場で組み立て。車両販売は三菱商事との合弁会社であるKTB社が行う。