自走式土質改良機 SR2000G-6《画像:日立建機》

日立建機は、オフロード法2014年基準に適合する自走式土質改良機「SR2000G-6」を日本国内向けに7月3日より発売した。

SR2000G-6は、粘性や含水比などが異なる原料土を、現場で効率的に改良する自走式の環境製品だ。混合機には従来機同様、2軸パドルミキサ方式を採用することで、さまざまな性状の原料土を効率よく高品質な改良土を生産。また、日報・月報のプリント出力に加え、新たに車両管理システム「Global e-Service Owner's site」で「処理した土量(m3)」、「固化材使用量(t)」、「生産した改良土量(t)」、「液体添加量(L)」の4項目を閲覧および管理できるようになった。

環境面では、大型の後処理装置と 「尿素SCRシステム」を採用することで排出ガスの中のPM(粒子状物質)とNOx(窒素酸化物)排出量を大幅に低減し、オフロード法2014年排出ガス規制に適合した。

安全面では、固化材投入時に使用するクレーン操作用の無線式リモコンに、過負荷警報モニタを新たに装備した。また、混合機のサイドにフロアステップ、エンジンルーム上に手すりを標準装備することで、メンテナンス作業時の安全性向上に寄与。バッテリを電気系統から遮断できる「バッテリディスコネクトスイッチ」を新たに搭載し、メンテナンス中の感電事故のリスクを低減する。

価格(工場裸渡し、消費税別)は5500万円。

自走式土質改良機の仕組み《画像:日立建機》