デンソー(参考画像)《撮影 石田真一》

デンソーと愛三工業は5月20日、パワートレイン事業および将来の成長領域における競争力強化に向け、デンソーから愛三工業へのパワートレイン事業の一部譲渡、デンソーの愛三工業に対する出資比率の引き上げについて検討を開始することで基本合意したと発表した。

今回の基本合意では、デンソーのパワートレイン事業におけるフューエルポンプモジュール等、一部製品の開発・生産・販売の一連の事業を愛三工業に譲渡し、両社のパワートレイン領域における重複分野を統合。生産の効率化や低コスト化を追求し、継続的なパワートレイン製品の開発と生産を行う。

また、デンソーがトヨタ自動車の保有する愛三工業の全株式を取得することに関する検討を開始。愛三工業への出資比率を引き上げることで連携を一層強化し、将来の成長領域における競争力向上を目指す。