マクラーレン600LTクーペ

マクラーレンオートモーティブは5月13日、マクラーレン『600LTクーペ』(McLaren 600LT Coupe)が完売した、と発表した。

600LTクーペは、マクラーレン『570Sクーペ』をベースに、さらなる高性能を求めて、パワフルなエンジンを軽量ボディに組み合わせたモデルだ。車名の「LT」とは、伝説的なレーシングカー、マクラーレン『F1 GTR ロングテール』に由来する。

マクラーレン600LTクーペは、3.8リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングして搭載した。冷却システムに改良を施し、エキゾーストシステムの背圧を低減するなどして、最大出力600ps、最大トルク63.2kgmを獲得する。

600LTクーペ専用のカーボンファイバー製ボディパネルを採用し、乾燥重量は1247kgと、570Sクーペに対して96kg軽量化された。フロントリップスポイラー、サイドシル、ディフューザー、固定式リアウィングなどを専用装備。これによってダウンフォースを引き上げた。

インテリアには、マクラーレン『P1』で初採用されたカーボンファイバー製レーシングシートと、軽量なアルカンターラトリムを広範囲に渡って使用した。足回りには、軽量のブレーキシステムをはじめ、サーキット専用に開発されたピレリ製タイヤを装着している。

マクラーレンオートモーティブは、このマクラーレン600LTクーペが完売したと発表した。600LTクーペの限定生産台数は公表されておらず、「生産台数は厳密に限定される」とだけアナウンス。ただし、2018年10月から1年間の期間限定で生産を行い、受注が既定の台数に達した時に、生産を終了する計画だった。当初予定の1年間のおよそ半分の7か月で、受注が既定の台数に達したため、600LTクーペは生産を終了したことになる。

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