ランドローバーは5月10日、新型『ディフェンダー』(Land Rover Defender)の最新プロトタイプ車両の画像を公開した。

新型ディフェンダーは、2019年後半にワールドプレミアされる予定だ。ディフェンダーは、ランドローバーの第一号車として、1948年にデビューした「シリーズ1」の伝統を受け継ぐSUV。高い悪路走破性を最優先に追求したモデルで、その無骨なまでのフォルムと優れたオフロード性能は、世界中で多くのファンに支持されている。

新型ディフェンダーはすでに、世界各地でのテスト走行距離が120万kmに到達。さらに、2019年後半のワールドプレミアまでに、新型ディフェンダーは地球上で最も過酷といわれる環境で、4万5000項目ものテストを行う。その舞台は、50度の高温にもなる砂漠から、マイナス40度の北極圏、米国コロラド州ロッキー山脈の標高1万フィートという場所が計画されている。

新型ディフェンダーは、ランドローバーのデザイン、エンジニアリング、テスト拠点がある英国ゲイドンで開発中。生産は、ランドローバーがスロバキア共和国のニトラ市に開設した新工場で行われる。

ランドローバーは今回、新型ディフェンダーの最新プロトタイプ車両の画像を公開した。英国のヘンリー王子が、カモフラージュに包まれた新型ディフェンダーのプロトタイプを視察した、としている。