フィアット500X 改良新型 発表会《撮影 小松哲也》

FCAジャパンは一部改良した『フィアット500X』を5月18日から販売を開始する。価格は298万〜334万円となっている。

FCAジャパンでフィアットブランドのプロダクトマネージャーを務める生野逸臣氏は5月9日に都内で開いた発表会で「フロントとリアのデザインを刷新するとともに、新しいエンジンを搭載して大幅なアップデートがされた」と紹介した。

まずデザインでは「これまではバイキセノンのヘッドライトを使っていたが、今回からLEDのヘッドライトになるとともに、より力強さを感じる精悍なフロント仕上げるデザインに変わっている。ヘッドライトの周りにあるポジションライトは、上下で分かれているのが特徴で、これはフィアット500のロゴのデザインをモチーフにしている」と解説。

またリアに関しても「最新の500と同様にドーナツ型のテールライトを採用して、しかも上下を分けて、ロゴをモチーフにしたデザインにしている」とした。

インテリアでは「引き続きボディカラーと同じ色のインスツルメントパネルを採用している。これはやはりフィアットを選ばれるお客様はデザイン志向が強く、ボディカラーも慎重に選ばれるので、それが運転している時にもみられるようにというフィアットならではの配慮」とのことだ。

さらに生野氏は「一番大きい改善が新開発の1.3リットルターボエンジン」とした上で、「これまでのエンジンは1.4リットルだったので排気量としてはちょっと小さくなっている。ただし燃焼室形状の最適化や、フィアット独自のテクノロジーであるマルチエアーの進化によって燃費、出力、トルクも向上した」と説明。

その上で「ノイズや振動も結構減っているのも特徴で、とくにアイドリングストップでエンジンが再始動する時に通常ではクルマが揺れてしまうことがあるが、このモデルはそれがほとんど感じられないというのは素晴らしい進化といっても良い」と強調した。

ちなみに新エンジンの最高出力は151馬力で従来の1.4リットルエンジンに比べ11馬力アップしている。また最大トルクは20Nm増の270Nmを発生。燃費は約10%向上しているという。

ラインアップはエントリーモデルで受注生産の500Xと、レザーシートやパドルシフト、アダプティブクルーズコントロールなどを装備した500X Crossの2グレード設定となっている。

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