ノートルダム大聖堂(4月21日) (c) Getty Images

日産自動車は、4月15日に一部が火災に遭ったフランス・パリのノートルダム大聖堂の再建のため、10万ユーロ(約1250万円)を寄付することを決定したと4月19日に発表した。

ノートルダム大聖堂の火災では、再建に向けて大手企業が相次いで支援金の拠出を公表している。日産はフランスのルノーと提携しているものの、ルノーの筆頭株主であるフランス政府が、ルノーと日産との経営統合を進める意向で、これに反対する日産経営陣と関係が微妙になっている。

ただ、日産では「20年にわたるルノーとのアライアンスを通じ、フランスとフランス国民とは近しい関係にある」としている。その上で「ノートルダム大聖堂の火災で、ルノー社員やフランス国民の心情に心を寄せ、寺院の再建に貢献したいという考えに至った」としている。