◆「カスタム」から「クロス」へ
三菱自動車は、3月28日よりSUVテイスト新型クロスオーバー軽自動車『eKクロス』の販売を全国で開始した。
eKクロスは、三菱自動車と日産自動車の合弁会社 NMKV が企画・ 開発マネジメントし、新しい開発・生産プロセスのもと、プラットフォーム、エンジン、 CVTといった主要コンポーネントを刷新。従来の『eKカスタム』の概念を廃し、SUVテイストな価値と三菱らしさを兼ね備えた全く新しいモデルとなった。
◆「新」三菱顔とマイルドハイブリッドを採用
デザインコンセプトは「キュート・ビースト(キュートな野獣)」で、フロントには三菱車の新世代デザインテーマ「ダイナミックシールド」や、縦型の3灯式LEDヘッドライト(上2段がロービーム、下段がハイビーム)を採用。ボディカラーにはモノトーン6色と5通りの2トーンカラーの、計11通りが用意されている。
パワートレインには、従来車より高圧縮比かつ低フリクションの新型エンジンと低フリクションベルトと高効率オイルポンプを採用したワイドレシオな新型CVTを採用。それぞれ自然吸気モデルとターボ搭載モデルが用意されている。
また、eKクロスには加速時にはモーターが駆動力をアシストし、減速時には電気エネルギーをリチウムイオンバッテリーに充電するマイルドハイブリッドを採用。車速が約13km/h以下でエンジンを停止させるアイドリングストップ機能(オートストップ&ゴー)も装備されている。
◆同一車線運転支援技術「MI-PILOT」を三菱初採用
先進技術では、三菱自動車で初の高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」を採用。 全車速対応のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援機能(LKA)により、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を支援する。
また、ルームミラー内のモニターに、真上から見下ろしているような映像を表示するほか、車両の周囲を歩いている人や走っている自転車を検知してドライバーに注意を促す「移動物検知機能」も搭載した「マルチアラウンドモニター」 や、軽自動車で初の「デジタルルームミラー」 も新採用した。これらの装備は、ベースグレードの「M」を除く全車にメーカーオプションで用意されている。
なお、運転席&助手席フロントエアバッグ、前席サイドエアバッグ、カーテンエアバッグの計6エアバッグは全車標準装備となっている。
◆インテリアはタフで機能的なイメージを表現
インテリアは、「ホリゾンタルアクシス」と呼ばれる水平基調のインパネデザインを採用。良好な前方視界を実現し、タッチパネル式のオートエアコンや透明パーツを使った立体的なメーターリングを採用するなど、シンプルでスマートなデザインとした。カラーリングは、ブラックを基調にブルーを差し色としたほか、凹凸感のある生地にハニカム調エンボス加工を施したシートでeKクロスのタフで機能的なイメージを表現している。
パッケージング面では、従来モデルよりエンジンルーム長を短縮、ホイールベースを65mm延長することで、後席ニールームを70mm拡大するなど、広々とした居住空間を確保した。
eKクロスの価格は、自然吸気モデルが141万4800円から168万4800円、ターボモデルが163万6200円から176万5800円となっている。
【三菱 eKクロス 新型】“らしさ”全開な SUVテイストの新モデル[詳細画像]
2019年04月01日(月) 20時00分
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