パテント・リザルトは、2019年1月末までに日本の特許庁で公開された「ヘッドアップディスプレイ関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果を特許・技術調査レポートにまとめた。
レポートは、2014年2月27日にリリースした内容に、新たに出願・公開されたデータを加えて再調査した結果となる。その結果、前回調査同様、1位はパイオニア、2位にデンソー、3位には前回5位の日本精機がランクイン。以下、4位 パナソニック、5位 矢崎総業と続いた。
1位パイオニアの注目度の高い特許には、運転の妨げにならないよう経路案内や車両の情報を表示する「表示装置」や、マイクロレンズアレイを用いた「ヘッドアップディスプレイの製造方法」などが挙げられる。
2位デンソーでは、車外の死角領域にある障害物などを運転手の視線上近傍のウインドシールドに表示する「車両用運転支援システム」や、運転手が障害物や交差点等までの距離感を掴みやすくした「表示装置」などが注目度の高い特許として挙げられる。
3位 日本精機の注目度の高い特許には、周囲の明るさに応じて手動のみならず発光輝度を自動的に調整する「車両用表示装置」や、表示画像のブレを抑制した「ヘッドアップディスプレイ装置」などが挙げられる。
4位パナソニックは、運転手の前方視界を遮らないよう「状況に応じて表示制御する技術」などが、5位 矢崎総業は、「運転状況に応じて位置を調整し、感覚的で分かりやすく表示する技術」などが挙げられる。
6位以下では、JVCケンウッド、積水化学工業、富士フイルム、三菱電機、リコーなどの企業が上位にランクインしている。
ヘッドアップディスプレイ関連技術、特許総合力トップはパイオニア パテントリザルト調べ
2019年02月16日(土) 18時00分
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