フィアット500X

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は2月7日、2018年の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は484万2000台。前年比は2.2%増とプラスを維持した。

市場別実績は、北米が253万4000台を売り上げ、前年比は5.1%増と回復した。米国での市場シェアは12.3%と、前年に対して0.8ポイント上昇している。ジープブランドの『ラングラー』、『チェロキー』、『コンパス』が牽引。ラムブランドの新型ピックアップトラックも販売を伸ばした。

南米は56万6000台を出荷し、前年比は10.3%のプラスと2桁の伸び率を保つ。市場シェアは12.8%と、0.4ポイントアップした。ジープブランドが、『レネゲード』を中心に、ブラジルのSUV市場をリードする。

アジア太平洋地域は、22万8000台を出荷した。前年比は17.7%減と2桁の落ち込み。中国市場が米中の貿易戦争による関税引き上げの影響で、販売が落ち込んだ。

欧州および中東、アフリカは、142万8000台を出荷。前年比は4%減とマイナスに転じた。このうち、欧州乗用車市場では市場シェアを0.1ポイント減らし、6.5%に。そんな中、ジープブランドは前年比49%増と支持されている。

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