日産自動車は1月31日、日産『NV350キャラバン』およびいすゞ『コモ』の発電機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
発電機の補機ベルトが持つ張力に対してプーリ内のベアリングの耐久性が不足しているため、使用過程でベアリングが破損することがある。そのため、エンジン回転変動を吸収する機能が損なわれてベルト張力が増加し、そのまま使用を続けると、補機ベルトで駆動するパワーステアリングポンプのブラケットが破損して、最悪の場合、パワーステアリングポンプが作動不良となり、操舵力が増大するおそれがある。
対象となるのは、2012年5月11日〜2018年9月25日に製造された7万8851台。改善措置として、全車両、発電機および補機ベルトを対策品と交換する。また、発電機プーリ内のベアリングを点検し、固着が認められた場合は、パワーステアリングポンプ一式を新品に交換する。
不具合は106件発生、事故は起きていない。市場からの情報により届け出た。
日産 NV350キャラバン など、7万8000台をリコール パワステが重くなるおそれ
2019年01月31日(木) 16時09分
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