出光興産のエンジニアリングプラスチック

出光興産は、1月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「第11回オートモーティブ ワールド」内の「第9回クルマの軽量化 技術展」に出展し、自動車の軽量化や安全性向上に貢献する高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)を紹介する。

自動車分野における同社のエンジニアリングプラスチックとしては、1985年に世界で初めて合成に成功したSPS(シンジオタクチック ポリスチレン、製品名ザレック)が自動車電装部品(PCBコネクタ、高電圧部品、ミリ波レーダーなど)で採用されている。

また、歩行者からの日中の視認性を高め、事故防止の効果がある常時点灯ライト(デイタイムランニングライト)には、PC(ポリカーボネート、製品名タフロン)が採用されている。

今回の展示会では、この二つのエンジニアリングプラスチックを中心に、自動車の安全性に貢献する素材を紹介する。

出展内容は以下の通り。
・高電圧・高周波部品用途 SPS樹脂 ザレック
・低密度・高耐熱・高衝撃GF-SPS 複合材料(ガラス長繊維強化シンジオタクチック ポリスチレン)
・車載ディスプレイ・照明用途向け タフロン 光学グレード
・内装・外装向け タフロン ネオ
・タフロン 高強度・高透明GF-PC 複合材料(低コストガラス短繊維樹脂複合強化技術を用いた新透明樹脂材料)

東京ビッグサイト《撮影 高木啓》