横浜サンタプロジェクト

クリスマスの飾りをつけたロードスターが屋根を開けてドライブ。ドライバーはサンタクロースで隣には子供を乗せている。

クリスマスの時期だからそんなクルマを1台くらい見かけても驚くことはないけれど、この日の横浜・みなとみらい地区は違った。多くの観光客の視線がマツダ『ロードスター』に注がれていたのだ。なんと32台もの“クリスマス仕様ロードスター”が街を走っていたのだから。

実はこれ、ロードスターのオーナーたちが仕掛けた子供たちへのプレゼントなのだ。12月8日に開催された「横浜サンタプロジェクト」は、今年で10回目となるクリスマスシーズンの恒例イベント。ロードスターのオーナー組織であるRCOJ(ロードスタークラブオブジャパン)を中心とした有志メンバーがボランティアで、児童養護施設や福祉団体に声をかけて募った子供たちをロードスターに乗せてドライブするという社会貢献活動だ。

サンタクロースに扮したロードスターオーナーたちは、自慢の愛車に子供たちを乗せて横浜の街を20分ほどのプチドライブ。のべ124人の子供たちが、オープンカーの助手席を堪能した。

「オーナー同士の結びつきも強いロードスターだからこそ、こういったことができると思っています。オープンカーをはじめて体験する子供たちがほとんどなので、とても喜んでくれ、その笑顔に元気づけられます。こうした体験を通して子供たちがオープンカー好き、スポーツカー好き、そしてクルマ好きになってくれるとうれしいですね」と実行委員長でRCOJ事務局代表の水落正典さんは言う。

今年は横浜だけでなく、広島や東京でも開催されたサンタプロジェクト。横浜でおこなわれたにもかかわらず、子供たちの笑顔が見たいからと滋賀や群馬からもロードスターオーナーが駆け付けた。広島、東京、そして横浜とすべての会場に参加したオーナーもいる。
「ロードスターに乗っている仲間は各地にいるので、これから全国にどんどん広めていきたいですね」(水落さん)

クリスマス仕様に飾り付けられたロードスターは、ドライブ体験した子供たちだけでなくサンタクロースに扮したドライバー役のロードスターオーナーや、観光スポットでもある横浜みなとみらい地区を歩いていた人々にも笑顔をもたらした。

「だれもが、しあわせになる。」 そんな初代ロードスターのカタログに書かれていたキャッチフレーズを思い出させるイベントだった。

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