日産がデジタル化推進に向けた「デジタルハブ」を世界で最初にインドに開設

日産自動車(Nissan)は12月18日、社内業務システムや顧客向けサービスのデジタル化をグローバルで推進するための世界で最初の拠点、「デジタルハブ」をインド・ケララ州に開設した。

日産は、業務用ソフトウェアの開発や蓄積データの有効活用などを推進する拠点として、デジタルハブの設立をアジア、欧州、北米のそれぞれで計画している。インドは、その中でも最初の拠点となる。

デジタルハブでは、日産の主要な社内業務システムや顧客向けサービスのITソリューションを開発する。これにより、業務効率やサイバーセキュリティ、顧客満足度などの向上を図っていく。

インドのデジタルハブは、ケララ州政府が州都ティルヴァナンタプラム市に設置しているIT産業特区のテクノパーク内に開設した。日産はすでにインドに複数の拠点を持っているが、新しいデジタルハブが、これに加わることになる。日産は、ITの新しい時代の始まりを告げる、としている。