トラストパークとテルウェル東日本は、「車泊(くるまはく)×Wi-Fi自動販売機」のコラボモデルとなる全国初の車泊拠点「RVパーク スマート 道の駅おおき」を12月15日、福岡県三潴郡大木町に開設すると発表した。
総務省の実証事業である「IoTサービス創出支援事業」のシェアリングエコノミー分野にて、トラストパークが代表機関を務める九州周遊観光活性化コンソーシアムの提案した「シェアリングエコノミー型 九州周遊観光サービスモデル事業」が採択され、熊本地震被災地の復興や九州各地の観光振興を目的として車泊拠点の実証事業を開始。熊本県・長崎県の合計7拠点に車泊拠点の整備、サービスを提供している。
車泊とは、地域の観光振興を目的として、不稼動時間帯の駐車場や未活用の遊休地に、車中泊が可能になるルール整備と無人運用が可能な電源提供型の休憩駐車管理システムを導入する事業。インバウンドの観光客が増加傾向にある中、同事業によってこれまで足を運んでもらえなかった地域へ集客を促すことが期待できる。
車泊サービスでは、ネットで事前予約すると、現地の制御装置で読込むためのQRコードが発行される。QRコードをかざすことにより給電ポールへと通電が開始され、利用者の目的に合わせて電気の利用が可能となる。また、より快適に車泊拠点を利用できるよう、テントや椅子といった物品のレンタルも行う。
さらに道の駅おおきにはWi-Fi自動販売機も設置。Wi-Fi自動販売機は、自動販売機の飲料手数料を原資に、無料でWi-Fi環境を提供するサービスだ。近年、観光や防災の観点からWi-Fiの需要は高まっており、地元の観光情報の取得や利用者のSNSによる情報発信の促進、防災情報の確認などができる。
RVパーク スマート 道の駅おおきは3車室を用意。電気利用可能時間は16時から翌日9時。トイレは24時間利用可能。料金は1台1500円から3000円。
車泊拠点「道の駅おおき」オープン、Wi-Fi自販機でネット環境も提供
2018年12月14日(金) 19時30分
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