日産自動車(Nissan)の欧州部門は12月11日、車載コネクティビティに関するユーザー調査の結果を発表した。
この調査は、英国在住のドライバー2000人を対象に行われた。5年前の調査と比較して、ユーザーが新たな車載コネクティビティをどのように取り入れているのか、オーディオを中心に調査している。
5年前と比べて、急激に減少したのが、CDなどのハードフォーマットのオーディオの利用だ。5年前の調査では、ユーザーの27%が車内でCDを視聴していたが、今回の調査では11%に減少した。
代わりに増えたのが、スマートフォンからポッドキャスト、オーディオブック、ダウンロードされたプレイリスト、ストリーミングされた音楽を直接聞くユーザーだ。5年前の8%から、今回は15.4%に増加している。日産によると、Apple の「CarPlay」やグーグルの「Android Auto」の普及によって、スマートフォン経由のオンデマンドエンターテインメントを視聴しているドライバーは、5年前のおよそ2倍に増えたという。
また、今回の調査では、運転中に音楽やその他のエンターテインメントを聴くことができれば、ドライバーの60%が「運転がもっと楽しくなる」と回答している。
日産は、今後10年間で車載システムは膨大な量のデータを処理することになる。このデータをやり取りするために、4Gや5G通信を導入し、オーディオ、ナビゲーション、ビジュアル情報をストリーミングしていく、としている。
スマホ経由のオーディオ利用が2倍に増加、CDは1割に減少…日産が英国で車載コネクト調査
2018年12月12日(水) 16時41分
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