BASFコーティングス事業本部は、バーチャルな車の色をデータベース化したプラットフォーム「AUROOM」を発表した。BASFのバーチャルカラーは、明暗変化、カラーフロップおよび輝きを含む自動車塗料のあらゆるポイントを網羅する。
自動車デザイナーは、AUROOM上でこれらのバーチャルカラーを車のモデルにマッピングし、初期のデザイン段階ですべての提案カラーを仮想的に塗装し、リアルな印象を確認できる。
AUROOMは、物理的なサンプルだけに頼る必要がなくなるため、全体的なカラーデザインプロセスを速め、完璧なものにするためのツールとなる。同じカラーグループの異なるカラーを並べてリアルタイムで比較し、適切なカラーの決定を容易にするといった機能も提供する。
BASFでは現在、600色以上の塗料を欧州で生産。自動車メーカーは、AUROOMプラットフォーム上で包括的なカラーデータにアクセスし、そこで提供されるさまざまな3D形状あるいは独自のモデルCADの上でその色を描写できる。
BASFでは、この仮想カラーソリューションを、まず欧州・中東・アフリカ地域の自動車メーカーに紹介していく。
自動車の外装を仮想的に塗装、BASFが色のプラットフォームを発表
2018年12月06日(木) 16時00分
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