メルセデス AMG GT R プロの開発プロトタイプ

メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは11月20日、米国で11月28日に開幕するロサンゼルスモーターショー2018において、メルセデス『AMG GT Rプロ』(Mercedes-AMG GTR PRO)を初公開すると発表した。

メルセデスAMG GT Rプロは、メルセデスAMG「GT R」をベースに、レーシングカーのメルセデスAMG「GT3」と「GT4」のノウハウを導入し、サーキットでのさらなるパフォーマンスを追求した新グレードだ。メルセデスAMG『GT』シリーズの新たな頂点に位置づけられる。

メルセデスAMG GT Rでは、直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンに、ブースト圧を変更した新しいターボチャージャーの採用をはじめ、吸排気系やエンジンコンピュータなどをチューニングした。この結果、最大出力585hp/6250rpm、最大トルク71.4gm/1900-5500rpmを獲得した。トランスミッションは、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトDCT 7だ。動力性能は、0〜100km/h加速3.6秒、最高速318km/hのパフォーマンスを備える。

ロサンゼルスモーターショー2018で初公開される予定のメルセデスAMG GT Rプロが、このパフォーマンスを上回るのは確実だろう。現時点では、メルセデスAMG GT Rプロの開発プロトタイプ車の画像が1点公開されており、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで走行テストを行う様子を紹介している。