日産自動車グローバル本社(横浜)《撮影 高木啓》

日産自動車は、東京国税局からタックスヘイブン(租税回避地)での税務処理に関して申告漏れを指摘され、更正決定処分を受けたことを認めるとともに、審判請求していることを明らかにした。

東京国税局は、日産が2016年度の税務処理で、約200億円の申告漏れがあったとの指摘を受け、更正決定処分を出した。

日産によると、バミューダにある保険子会社に関するタックスヘイブン適用除外要件の解釈に相違があったという。ただ、日産では「処理は適正であったと認識しており、現在、国税不服審判所に対して、審査請求を行っている」としている。