つくばテクノセンター到着

ヴァレオは10月17日、高速道路用自動運転車「クルーズ4U」で日本一周する6700kmのドライブ「ハンズオフ・ジャパンツアー」を完走した。

ハンズオフ・ジャパンツアーに使用したクルーズ4Uは、複数台のヴァレオ・レーザースキャナー「SCALA」とフロントカメラ、4台のサラウンドビューカメラと4台のレーダーによって10cmから200m先にある障害物まで検知する360度全周検知システムを搭載。高性能なソフトウェアがセンサー類の全情報をリアルタイム処理し、運転操作に反映する。

ツアーは10月1日、同社の自動運転システム研究開発の中核を担うつくばテクノセンターを出発。北海道まで北上した後、本州を縦断して鹿児島まで南下し、四国を経て、10月17日、つくばテクノセンターに帰還した。約3週間の日本一周にて、高速道路での走行距離約6700km中、約98%を自動運転モードで走行した。

10月1日にスタートしたクルーズ4Uは、旅の途上で日本のヴァレオグループ4か所の拠点(ヴァレオジャパン秋田工場、同・中津工場、同・九州工場および九州市光工業)を訪問。クルーズ4Uのエンジニアたちは同僚たちに温かく迎えられ、ツアースタッフは行く先々で自動運転車のテクノロジーについて説明した。

今回、日本チームの手で全てのセンサーシステムをセットアップした車でハンズオフ ジャパンツアーを完走したことは、ヴァレオジャパンのR&Dチームにとって大きな成果だ。さまざまな天候の下、カーブやトンネルが続く山間部、漢字や矢印などの路面上の標識など、地域ごとに特徴がある高速道路を走行することで、クルーズ4Uは貴重なデータを大量に収集。ヴァレオは、これらのデータを活用し、自動運転技術の開発を加速させていく。

ヴァレオの高速道路用自動運転車クルーズ4U ヴァレオジャパン九州工場