ADIVA AD-Cargo《撮影 宮崎壮人》

ADIVAが製造・販売する荷物運搬用ビジネスユース3輪EV『AD-Cargo』が10月3日、「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。4日に開幕した「京都スマートシティエキスポ」では、日本初公開の2輪EVとともに実車を展示した。

AD-Cargoは、2011年、日本郵政に採用された3輪EV『カーゴ3』を小型・軽量化したフルモデルチェンジ版。大径ホイール、左右独立懸架リアサスペンション、最大積載量100kgの大型荷台により荷物運搬車両における諸問題を軽減する。

8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大120kmの航続距離を実現。リア2輪のインホイールモーターを駆動する。最高速度は70km/h。ADIVAのEV全車共通の「マルチファンクションスロットル」を採用。走行状態でスロットルを逆方向に回転させることで回生ブレーキが作動、停止状態ではバック走行も可能だ。

拡張性に優れたフルカラー液晶メーターパネルは、速度表示などのほか、電池残量や走行距離などEVならではの表示が可能。またシステムアップデートにより機能を追加することも可能となっている。

大型リアボックスの内寸はW600×L600×H700mmを確保。上下に開閉するハッチとすることで利便性を高めている。またリアボックスは脱着が可能で、用途に応じて様々なカスタマイズが可能だ。

充電システムには、ハンドル下部に汎用性の高いSAE J1772ソケットを装備。オフィスや家庭での単相交流充電に対応する3Pプラグ付き充電コードも付属する。

今回の受賞では、大容量バッテリー、100kg積載が可能な荷台、雨風から身を守るスクリーンとルーフという装備を、コンパクトな3輪の中にバランス良くまとめていることが高く評価された。

AD-Cargoは、2019年3月に発売が予定されている。

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