パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)

パイオニアは9月12日、香港の投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BPEA)傘下のKamerig B.Vとスポンサー支援に関する基本合意書を締結。総額500億〜600億円の出資を受けると発表した。

パイオニアはカーエレクトロニクスOEM事業の不振などにより経営悪化に陥っており、2018年4〜6月期(第1四半期)の連結決算では66億2035万円の最終赤字を計上。複数のスポンサー候補に対して、資金提供を含む支援の可能性を打診していた。

今回、パイオニアは、Kamerig B.Vを引受先とする総額500億〜600億円の第三者割当増資を実施。当面の資金繰りやキャッシュフローの正常化、既存借入金の返済資金、今後の成長投資のための資金の確保を図る。