クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」

パイオニアは、9月11日から14日まで東京ビッグサイトで開催される物流・ロジスティクス展示会「国際物流総合展2018」に出展する。

国際物流総合展は、経済活動のインフラとして不可欠な物流・ロジスティクスの先進情報が収集できる日本唯一・アジア最大級の専門展示会。パイオニアブースでは、ドライバー不足や業務の効率化といった課題解決を支援する業務用カーナビゲーションやドライブレコーダー、それらを活用したクラウド型運行管理サービスなどを紹介する。

クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」は、同社製の車載端末から通信回線を使って送信される精度の高い車両位置情報や走行データを基に、リアルタイムな車両位置の把握や、訪問コース・業務内容の指示も行える運行管理・支援サービス。手軽に導入できる「パッケージサービス」に加え、既に保有している配車計画・倉庫管理などのクラウドサービスと連携できる「Web APIサービス」を紹介する。

具体例として、ビークルアシストをベースにしたトワード社の運行管理プラットフォーム「Dac-SAM/tr」を紹介。Dac-SAM/trでは、業務用車載端末を通信回線でサーバーと接続し、車両の動態管理、メッセージによる業務指示や運行コースの送信・進捗管理、危険運転の把握や自動日報作成など高度な運行管理・支援を行えるほか、さまざまなサービスメニューを追加できる高い拡張性を備えている。

また同社が開発中の眠気予兆を検知するセンサーを参考出品。衣類や外光などの影響を受けず精度の高い心拍波形を取得できる「ハンドルカバー型心拍センサー」と、心拍を利用してドライバーが眠いと感じる前に眠気検出を行う「眠気推定アルゴリズム」を紹介する。このほか、子会社のインクリメントPが開発中の東南アジアの地図APIも参考出品。GPSトラッキングシステムや配送システムに最適な地図APIの地図表示サンプルを、タイでの事例やデモンストレーションを交えて紹介する。

パイオニア「ハンドルカバー型心拍センサー」とアルゴリズムイメージ 「MapFan API」ASEAN地図表示サンプル