陸橋を走行していた乗用車が歩道に乗り上げ、歩いていた男性に衝突する事故が起きた。男性は弾みで約8m下まで転落しており、その後に死亡している。

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22日午後8時25分ごろ、北海道室蘭市内の国道37号を走行していた乗用車が路外に逸脱。歩道内に乗り上げ、歩行していた男性に衝突する事故が起きた。男性は約8m下まで転落して死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

北海道警・室蘭署によると、現場は室蘭市中島町4丁目付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車は陸橋上を走行中に道路左側の路外へ逸脱。そのまま歩道に乗り上げ、歩道内を歩いていた57歳の男性に衝突した。

男性は弾き飛ばされ、約8m下を通る市道へ転落。近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡した。クルマも中破したが、運転していた同市内に在住する20歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しの良い区間。警察の聴取に対して女は「前をよく見ていなかった」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は夜間でも見通しが良い区間。クルマはカーブ進行中に路外へ逸脱したものとみられる。男性はクルマに弾き飛ばされたことでフェンスを乗り越えてしまい、そのまま下を通る道路へ転落したようだ。