東洋ゴム ナノエナジー3 プラス(参考画像)

東洋ゴム工業が発表した2018年1〜6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比4.7%減の208億円と減益となった。

売上高は同3.3%減の1857億円と減収となった。自動車部品事業が減収となったものの、タイヤ事業は北米、欧州の市販向けが好調で、同3.9%の増収となった。

収益では原材料価格の下落やタイヤ販売収益の改善などの増益効果があったものの、自動車部品事業が赤字となったことや販売管理費の増加が打ち消して営業減益となった。

経常利益は同1.7%増の190億円と増益だった。四半期利益は免震ゴムの不正問題に関連して製品補償対策費など、108億円を特別損失に計上したため、同36.2%減の70億円だった。

通期業績見通しは下方修正した。売上高は前回予想より50億円マイナスの3950億円、営業利益は20億円マイナスの450億円、経常利益が23億円マイナスの420億円、当期利益が70億円減の220億円となる見通し。