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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年8月8日付

●「日米FTA」焦点に、交渉長期化なら米反発も(読売・11面)

●対イラン制裁米が再発動、原油調達に懸念も(朝日・7面)

●首相サマータイム「検討」挫折の歴史、政府内、慎重論も(毎日・5面)

●米の車制限日本に圧力、貿易協議農産物、難しい判断(毎日・6面)

●あおり運転半数「受けた」損保調査、北海道・東北に多く(毎日・24面)

●商用車、東南アジア拠点拡大、いすゞや三菱ふそう、中国勢進出に先手(日経・10面)

●関東今夜から激しい雨、台風13号、あす上陸の恐れ(日経・33面)


ひとくちコメント

夏季休暇になれば帰省や旅行などでクルマを運転する機会が増えてくるが、高速道路などの渋滞のイライラに加え、危険で悪質な行為の「あおり運転」を受けると、せっかくの楽しいドライブも嫌な気分になることも多い。

そんな追突などの重大事故にもつながりかねない「あおり運転」を受けた経験の有無について、自動車保険大手のソニー損害保険がインターネットを通じてドライバーに調査したところ、北海道と東北、九州と沖縄の回答者の過半数が「ある」と答えたそうだ。

他地域でも半数近くに経験があり「悪質な運転が全国で数多く確認された一方、地域差も浮かび上がった」などと、きょうの毎日が総合社会面で取り上げている。

記事によると、ソニー損保が6月20〜22日にかけて、マイカーを所有し運転する20〜50代の男女1000人を調査した結果、「あおり運転を受けたことがある」と答えたのは、北海道・東北で64.6%。九州・沖縄でも52.1%、関東では49.7%。さらに、中部でも49.5%、近畿が48.3%、中国・四国で46%などと、全国平均は51%と半数を超えたという。

この調査の記事では、あおり運転を「受けた」という内容だが、逆に、追い越し禁止の片側1車線の道路で前方の車両がノロノロの低速走行のため、異常接近するような行為をした経験があるのかどうかも知りたいところだ。いずれにしても、“愛車精神”で、他人のクルマに迷惑をかけるような、非常識な運転だけはやめてもらいたい。

“あおり運転”を受けたことがあるか(ソニー損保調べ) “あおり運転”対策をどのくらい心がけているか(ソニー損保調べ)