ジェイ・バス宇都宮工場(イメージ)

はとバスは8月3日までに、2018年秋(7〜10月)のツアーで、廃止が決まった黒部ダムのトロリーバスの線路などを見学するツアーや、日ごろから市民の足を支えている路線バスの製造工場を見学するコースを発表した。

建設中のインフラや既存の施設そのものを観光資源として利用し、“今しか見られない”、“普段は入れない裏側を見学”など、“特別感”が魅力になっている「インフラツアー」が人気を集めている。はとバスでは、2018年4月に開通前の高速道路を見学する「新東名道路建設現場見学コース」を実施し、約350人が利用した例がある。

はとバスは2018年秋(7〜10月)の宿泊付きバスツアー全77コースと日帰りバスツアー全151コースを設定した。

宿泊付きバスツアーでは、今年11月末に廃止が決まった黒部ダムのトロリーバスの線路などを見学する、「専門ガイドとめぐるくろよん建設歴史探訪ツアー」に参加するコースを発表した。

また、身近に使用している製品が作られる工程を見学できる、工場をめぐるツアーも「じわじわと人気を集めています」(はとバス)。新たに今季は、日ごろから市民の足を支えている路線バスの製造工場を見学するコースを発表した。

インフラツーリズムコース:例
特別公開 黒部ダム関電トンネル工事跡見学&くろよん建設歴史探訪
出発日:9月16日〜11月3日の設定日、1泊2日
旅行代金:大人1人2万7800〜3万9800円など

産業観光ツアーコース:例
路線バスの製造現場 ジェイ・バス工場見学とホンダコレクションホール
出発日:10月2日〜12月7日の設定日
旅行代金:大人1人8980円など

宿泊付きバスツアーは前年70コースに対しプラス7コース、日帰りバスツアーは前年139コースに対しプラス12コースとなっている。10〜12月で宿泊は9200人(前年比100%)、日帰りは6万9500人(前年比100.5%)の利用客数を目標としている。

ジェイ・バス宇都宮工場(イメージ)