ボッシュが自動車整備工場メカニックの研修にAR(拡張現実)技術を導入

ボッシュは7月31日、AR(拡張現実)テクノロジーを自動車整備工場のメカニックの研修に導入する、と発表した。

ボッシュは将来、ARが「つながる整備工場」のユーザーインタフェースになると想定。ARは、コネクテッドワークショップによって収集された複雑多岐な診断データの分析結果を、わかり易く、的確に可視化することができる。

また、ARグラスを使用することで、ハンズフリーで作業を行うことが可能。ARは、つながる整備工場の全ての業務において役立ち、効率化と生産性の向上に役立つという。

今回ボッシュは、ARテクノロジーを、自動車整備工場のメカニックの研修に導入すると発表。研修参加者がスマートフォンやタブレット端末、スマートグラスを車両に向けると、実際の画像の上に、解説や3Dオブジェクト、ビデオが表示される。

ボッシュは2018年秋から、ドイツのボッシュ・サービス・トレーニング・センターで開催される研修に、ARでサポートされた最初のサービストレーニングを導入する予定。参加者が最終試験に合格すると、ハイブリッド車、EV、燃料電池車のハイブリッドシステムの電源を切ったり、ハイブリッドコンポーネントを処理したりすることが可能、としている。