ダイムラーのカーシェアリングプログラム「car2go」(イメージ)

ダイムラーは7月31日、メルセデスベンツおよびスマートを利用したカーシェアリングプログラム、「car2go」(カーツーゴー)の2018年上半期(1〜6月)の全世界の利用実績を公表した。上半期はおよそ330万人がcar2goを利用し、前年同期比は25%増と伸びている。

car2goは2008年10月、ダイムラーが発表した新しいカーシェアリングシステム。car2goはとても簡単な方法で車両が借りられるようにした点が特徴。1回登録しておけば、あとは携帯電話やパソコンから、いつでも予約が可能。車両は専用駐車場に用意され、電子チップを埋め込んだ免許証をウィンドウの読み取り機にかざすだけで、車両のロックは解除される。

料金体系もシンプル。走行した距離に関係なく、1分につき課金する制度を導入。この金額にはガソリン代、保険料、税金が含まれる。車両は駅や空港などで乗り捨てができる。

また、car2goの手続きは、すべてネット上で可能。ユーザーは、car2goアプリをダウンロードした後、スマートフォンを使って、個人データと支払い情報を登録。あとは、運転免許証と自分自身の写真を撮り、セキュリティチェックの後、登録が完了する。登録は数分で済み、すぐに車両を借りることができる。

Car2goは2018年上半期、全世界でおよそ330万人が利用し、前年同期比は25%増と大きく増加。とくに、ドイツ・ベルリンでは2万1000人、米国ニューヨークでは2万人、中国重慶とカナダ・バンクーバーではそれぞれ1万8000人の新規顧客を獲得した、としている。