ホンダブース(CESアジア2018)

ホンダは6月13日、中国上海市で開幕したCESアジア2018において、スタートアップと共同開発した複数の新技術を発表した。

この新技術は、グローバルで優れた技術を発掘し、イノベーターとの協業を促進するプログラム「ホンダ・エクセラレーター」で開発されたもの。ホンダ・エクセラレーターでは、スタートアップ企業とオープンイノベーションで、新技術の開発に取り組んでいる。

AR(拡張現実)を自動車向けに応用した新技術は、スタートアップのWayRay(ウェイレイ)が中心になって開発。ARを自動車向けに応用し、ゴーグルなど特別なデバイスを使用せずに、ドライバーの視界にナビゲーション情報を表示することができるという。

ヘッドアップディスプレイシステムは、従来の接眼レンズ技術よりもコンパクト。これにより、ドライバーの目の前に、高解像度で情報を投影できる。ホログラフィックAR技術によって表示されたナビゲーション情報は視認性が高く、ドライバーがより運転に集中することを可能にするという。

この他、Tactual Labs(タクチュアルラボ)は、手の骨格の動きをリアルタイムの3Dデータとして認識し、運転時にもステアリングホイールから手を離すことなくジェスチャーで各種操作を行うことができる技術を発表。Scentrealm(セントレルム)は、ドライブシーンに合わせて、さまざまな香りを車内に噴霧する技術を発表している。

ホンダブース(CESアジア2018)