マツダの米国部門、北米マツダは6月14日、米国のCCCインフォメーションサービス社(以下、CCC社)と提携すると発表した。
CCC社は1980年に設立。自動車修理工場向けアプリケーション、クラウド、モバイル、テレマティクス、自動車保険などを手がけている。CCCのソリューションとビッグデータは、350以上の保険会社、2万4000以上の自動車修理工場、自動車メーカー、数百の部品サプライヤーなどで構成される膨大なネットワークを結ぶコネクトプラットフォーム、「CCC ONE」を通じて提供される。
今回、北米マツダとCCC社は、提携を結ぶと発表。北米マツダは、CCC社のコネクトプラットフォームのCCC ONEに参加する。その狙いは、リコール(回収・無償修理)の確実な実施にある。とくに、米国市場で進んでいないとされるタカタ製エアバッグのリコール作業を促進する目的がある。
米国では、CCC社のソリューションを導入している自動車修理工場が多い。この工場に入庫したマツダ車のオーナーが、必要なリコールを受けていない場合、CCC社のシステムが即座にリコール該当車両であることを識別。これにより、オーナーにリコール作業を受けるよう、促すことができるという。
北米マツダのロバート・デイビス上級副社長は、「車両とドライバーの安全は最優先事項。リコールが発生した場合、ドライバーにできるだけ多くの機会を通して知らせることで、迅速にリコールを実施していく」と述べている。
マツダ、米コネクトプラットフォームに参加…リコールを確実に顧客へ通知
2018年06月14日(木) 17時30分
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