いすゞ自動車と環境優良車普及機構、シェルジャパンは、日本初となる大型LNG(天然液化ガス)トラックの本格的な公道走行実証を6月1日より開始すると発表した。

3社は、環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の一つである「大型LNGトラックおよび最適燃料充填インフラの開発・実証事業」を受託し、2016年度から2018年度までの3年間の予定で事業を実施。航続距離1000km以上を実現する大型LNGトラックの開発や、燃料充填インフラとなるLNGスタンドを構築してきた。

同事業で開発した大型LNGトラックは、1000km以上の航続距離を確保するとともに、高速走行によって最新のディーゼル重量車燃費基準からCO2排出量を10%程度削減することが可能。運輸部門のさらなるCO2排出削減に資することが期待されている。

今回、大阪市内で構築したLNGスタンドの開所式とともに大型LNGトラックの出発式を行い、大型LNGトラックの運送事業者による公道走行実証を開始する。