いすゞ自動車は、5月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」に出展、安全・経済・環境技術に対する最新の取り組みについて紹介する。
いすゞブースでは、平成28年排出ガス規制に適合した直列6気筒エンジン「6UZ1-TCS」のカットモデルを展示する。同エンジンは、過給から冷却、燃料噴射にいたるまで、低燃費を追求。また、ピストンをスチール化することで耐久性を向上させている。新開発の排出ガス後処理装置との組み合わせにより、低燃費でクリーンなディーゼルエンジンを実現。大型トラック『ギガ』に搭載している。
また、同じくギガに搭載する12段・後退2段の多段トランスミッション「MJX12」のカットモデルも展示する。電子制御による自動変速「スムーサーGx」により、ドライバーの疲労を軽減。エンジンとの協調制御を取り入れることで、変速時間の短縮、ドライブフィーリングの向上を実現した。
さらに、いすゞディーゼルエンジンの原点とも言えるDA4型ディーゼルエンジン(空冷式直列4気筒)のカットモデルを展示する。いすゞは欧米先進国でも技術が完全には確立されていなかったディーゼルエンジンの開発に注力し、1936年にDA4型ディーゼルエンジンの開発に成功。同エンジンは、経済産業省が認定する2008年度「近代化産業遺産」に登録された。
そのほかいすゞブースでは、NGV(天然ガス自動車)や小型EVトラック「エルフ EV」、各種先進安全技術、データ通信を活用した顧客サポート「みまもり」「プレイズム」などを動画やパネルで紹介する。
いすゞ、大型トラック ギガ 搭載のパワートレインなど紹介予定…人とくるまのテクノロジー2018
2018年05月19日(土) 07時30分
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