ルノー・ジャポンは3月16日、『カングー』の燃料ホースおよびエンジンコントロールユニット(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
エンジンルーム内の燃料ホースの長さが不適切なため、走行中の振動により燃料ホースとエンジンマウントが干渉するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料ホースが摩耗し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
対象となるのは2013年10月18日〜2017年3月16日に輸入された3393台。全車両、燃料ホースを点検し、接触痕や漏れのないものは燃料ホースにクリップを取り付ける。また、燃料ホースに接触痕や漏れがあるものは、燃料ホースを交換しクリップを取り付ける。
不具合は12件発生、事故は起きていない。
ECUについては、制御プログラムが不適切なため、エンジン低回転時にエンジンスロットル制御が正しく行われないことがある。そのため、加速不良となり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
対象となるのは2012年10月26日〜2015年7月16日に輸入された2665台。全車両、ECUの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
不具合は43件発生、事故は起きていない。
いずれも市場からの報告により届け出た。
ルノー カングー、6000台をリコール 燃料ホースやECUに不具合
2018年03月16日(金) 17時17分
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