コンチネンタルは3月7日、中国の四川成飛集成科技(CITC)と合弁会社を設立し、中国で48Vのバッテリーシステムの生産を行うと発表した。
48Vのバッテリーシステムは、新世代のマイルドハイブリッド車向けに需要が増している。たとえば、コンチネンタルが供給している新型アウディ『A8』用の48Vのマイルドハイブリッドシステムは、ベルト式オルタネータースターターと48Vのリチウムイオンバッテリーで構成。ベルト式オルタネータースターターは、最大12kWの電力を回生し、6.1kgmのトルクを発生する。リチウムイオンバッテリーは、48Vの電流を安定して供給する。
新型アウディA8では、55〜160km/hで走行中、ドライバーがアクセルペダルから足を離すと、最大45秒、エンジンが停止し、車両は惰性走行状態を維持。低速で惰性走行している時は、22km/h以下で、スタート/ストップシステムが作動する。
ドライバーが再びアクセルペダルを踏むと、停車中、走行中に関わらず、エンジンが即座にかつスムーズに運転を再開。その際、ベルト式オルタネータースターターによって、エンジンの回転が直ちに既定の速度まで上げられ、インジェクションが再稼働する設計とした。
コンチネンタルとCITCの合弁工場は、上海近郊に建設され、2018年半ば頃から操業を開始する予定。欧州や北米、中国、その他のアジア市場に、48Vのバッテリーシステムを供給していく。
新世代マイルドHV向け48Vバッテリーシステム生産へ、コンチネンタルが中国で新合弁
2018年03月09日(金) 16時00分
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