三菱ケミカルは、マツダと共同で、低環境負荷で高質感のバイオエンジニアリングプラスチック(バイオエンプラ)「DURABIO(デュラビオ)」の新グレードを開発。『CX-5』のフロントグリルに採用されたと発表した。
デュラビオは、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、耐衝撃性・耐熱性・耐候性などで、従来品よりも優れた性能を持つ。また発色性が良く、顔料を配合するだけで鏡面のような平滑感・深みのある色合いを実現。さらに表面が硬いため擦り傷が付きにくく、塗装工程が不要となり、製造時にVOC(揮発性有機化合物)を低減できる。
今回、マツダと共同で開発した新グレードは、樹脂の組成を改良することで、耐衝撃性、耐候性および成形性を従来のグレードに比べより高次元でバランス。フロントグリルなど、大型外装部品への適用を可能にした。新グレードは、CX-5以降、マツダから発売される自動車に順次採用される計画だ。
三菱ケミカル、自動車向け大型外装意匠部品用バイオエンプラをマツダと共同開発
2017年12月07日(木) 07時30分
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