いすゞ自動車は11月30日、小型トラック『エルフ』などのサプライポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、いすゞ『エルフ』、日産『アトラス』、日産ディーゼル『コンドル』、マツダ『タイタン』の4車種で、2010年4月6日〜2013年2月6日に製造された8万3591台。車両製造後、修理で対象部品が組付けられた65台および組付車両が特定できない193個の部品も対象となる。
なお今回のリコールは、2015年7月23日付けでリコールを届け出ているが、新たな原因が判明したため、対象範囲を拡大し、再度届出を行うもの。
燃料噴射装置において、サプライポンプをエンジンに締結する取付けボルトの締付トルクが不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、取付けボルトの締結部が緩んでサプライポンプの振動が増大し、最悪の場合、燃料パイプに亀裂が発生し、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置として、全車両、サプライポンプ締結部の点検を行い、緩んでいる場合はエンジンを良品に交換、緩んでいない場合は増締めを行う。
不具合は134件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
いすゞ エルフ など8万3000台、燃料漏れのおそれでリコール
2017年11月30日(木) 16時41分
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