クライスラー パシフィカ・ハイブリッドのウェイモ自動運転車(参考画像)

米国の連邦議会の下院本会議は9月6日、自動運転車の普及を目指すための法案を全会一致で可決した、と発表した。

この法案は「H. R. 3388」と呼ばれていたもの。自動運転車を開発し、市場に導入するための規制枠組みを実現することに向けて、米議会の最初の主要な立法となる。

この法案は、超党派で提出され、道路をより安全に利用し、ミシガン州と米国が自動車技術のリーダーであることを狙う。高度な自動運転システムに関する情報を提供し、将来、自動運転車を購入する顧客に役立つようにする。

可決された法案では、自動車メーカーに対して、従来の安全基準を適用しない自動車の導入や走行を、例外的に認めた。対象台数は当初、1社あたり年間2万5000台で、その後3年間で10万台へ拡大する計画。これにより、自動運転車の開発が加速する可能性がある。