ZMPのステレオカメラ「RoboVision2」

ZMPは7月26日、ステレオカメラの「RoboVision2」を用いた物体検出機能を搭載した「ZMP RoboVision2 物体検出パッケージ」の最新ソフトウェアの出荷を開始した。

現在、自動運転技術や先進運転支援システム(ADAS)の開発、またロボット技術の開発において、カメラでの環境認識の重要性はますます高まり、とくにカメラだけで距離を算出できるステレオカメラの活用が注目されている。ZMP ではソニー製超高感度 CMOS センサーを用いたステレオカメラ RoboVision2 を研究開発用に販売。RoboVision2 で撮影した画像データから距離情報だけでなく、物体の検出ができるソフトウェアを搭載したステレオビジョンシステムを提供している。

今回のソフトウェアでは、前方の信号機や標識など、ステレオカメラの前方の物体検出を行う検出エリアの幅、奥行き、高さを指定した検出が行える。また、検出する物体の幅と高さを指定することで、顧客が検出したい対象物に絞った物体検出が行える。すべての画像領域を対象とするのではなく、物体の存在する画像領域を指定して画像認識などの後処理を行うことで、より効率的な処理を行うことが可能。

また、検出した物体の大きさ(幅、高さ、奥行き)、物体のカメラからの位置座標に加え、検出した物体の点群情報も出力でき、画像情報と点群情報を組み合わせた開発も可能にしている。