ソフトバンク、自動運転関連のベンチャー企業ナウトに出資《撮影 三浦和也》

ソフトバンクの孫正義社長は7月20日、同社のイベント「Softbank World 2017」の基調講演において、人工知能による安全運転支援サービスを提供するベンチャー企業、ナウト(Nauto)へ、関連会社を通じての出資を発表した。

今回、ナウトが総額1億5900万ドル=約177億7000万円の増額を行ない、複数の企業が出資者となった。内訳は明らかにされていないが、それらの企業の中でソフトバンクはグレイロックパートナーズと並んで筆頭出資者となっている。

ナウトのデバイスは、車内外のカメラやGPSなどのセンサーによって、ドライバーの状態や運転データをセンシングし、安全運転のアドバイスをする。またデバイスは通信機能を持ち、AIによる運転支援や、運転データを自動運転向けの学習データとしてクラウドに集積することがポイントだ。

基調講演においては、ナウトのCEOであるステファン・ヘック博士も登壇し、プレゼンテーションをおこなった。

ナウトにはソフトバンク以外に、アリアンツ(保険会社)、BMW、GM、トヨタの関連会社が出資者として以前より名を連ねている。

基調講演においては、NautoのCEOであるステファン・ヘック博士も登壇し、プレゼンテーションをおこなった《撮影 三浦和也》 Nautoのデバイスで車内外の様子をカメラで監視する様子《撮影 三浦和也》 Nautoのデバイスによって解決する3つの課題《撮影 三浦和也》