いすゞ自動車は6月29日、大型トラック『ギガ』の排出ガス発散防止装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2015年10月5日〜2017年3月3日に製造された1万6660台。
尿素選択還元型触媒システム(尿素SCRシステム)において、エンジン制御ユニットのプログラムが不適切なことが判明。尿素水の残量低下時および尿素水の品質異常時に、運転者に対して警報し、警報が解除されない場合に、エンジンの再始動禁止制御が作動せず、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、エンジン制御ユニットの制御プログラムを書き換える。
不具合および事故は起きていない。社内情報により発見した。
【リコール】いすゞ 大型トラック ギガ 1万6000台、尿素SCRシステムに不具合
2017年06月29日(木) 18時44分
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