デンソーは5月26日、アイドリングストップ等のエンジン停止時間にも冷凍運転できる冷凍機を進化させた新製品「車載用リチウムイオンバッテリー式冷凍機」を開発したと発表した。
新製品は動力用電源にリチウムイオンバッテリーを使用することで、従来型の鉛バッテリー式冷凍機と比べ61%の軽量化をはかり、総重量を50Kgに抑えた。これにより、燃費向上を図るとともに積載量を確保して集配効率を向上。また、充電時間を従来の約半分となる2時間以内に抑え、休憩や積み込み時間内に効率良く追加充電できるようにした。搭載するリチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーと比べ電池寿命が約4倍。電池交換費用を抑えるとととに、メンテナンスのための休車日を減少させることで、集配業務全般の効率化にも貢献する。
車載用リチウムイオンバッテリー式冷凍機は、環境への配慮と品質向上を両立する製品として、ヤマト運輸に採用された。
デンソー、リチウムイオンバッテリー採用の車載用冷凍機を開発
2017年05月29日(月) 16時03分
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