警察庁運転免許課は今年度、排気量125ccまでのバイクを運転できる小型限定普通二輪免許の取得負担軽減に向けた調査研究を実施する。
教習日程を見直し、短期間で取得できるようにすることで、免許希望者の時間的コスト負担を見直すことができるか。模擬教習によるデータ収集に基づき、有識者による検討を実施する。
調査研究の具体的な日程は決まっていない。実際に見直しが行われるかどうかは不明だが、道路交通法に関する過去の法令改定では、こうした検討が事前に行われている。
小型二輪限定普通二輪免許制度の中でも、検討の対象となるのは、普通自動車免許保持者がAT限定で教習を受ける場合だ。現在の法令では教習が終了するまでに最短で3日必要だ。
しかし、それでさえも同課の調べでは全国98%の教習所が終了までに最短でも4日以上かかっているという。
バイク業界は数年にわたって、この条件での教習を2日間で終了し、週末取得を可能とすることを求めてきた。二段階右折や制限時速30km/hという使い勝手の悪さもあり、業務で必要な二輪車でも125ccバイクが多く使われている。週末の土日で教習を終わらせることができれば、社会人でも取得しやすい制度になる。
調査研究では、教習を2日間で終了させる場合に、どのような条件が必要か調査分析する。
125ccバイク免許…負担軽減に向け、警察庁が調査研究始める
2017年05月16日(火) 18時16分
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