スズキ・イグニス《撮影 太宰吉崇》 

スズキは4月27日、2017年3月および2016年度(2016年4月〜2017年3月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。

●国内販売、過去最高の1万3551台

3月の世界生産台数は前年同月比13.6%増の29万8048台で3か月連続のプラスとなった。国内生産は国内向け、輸出向け生産がともに増加し、同45.2%増の9万7725台と3か月連続のプラス。海外生産もインドやパキスタン、タイなどが増加し、同2.7%増の20万0323台と、3月度過去最高記録で3か月連続のプラスとなった。

国内販売は同9.5%増の8万4766台で、5か月連続のプラスとなった。登録車は新型『スイフト』『ソリオ』の販売増などにより、同9.7%増の1万3551台と単月として過去最高記録で19か月連続プラス。軽自動車も新型『ワゴンR』や『スペーシア』などの販売増により、同9.4%増の7万1215台で4か月連続のプラスだった。

輸出は欧州向けなどが増加し、同96.0%増の1万9563台と、5か月連続のプラスとなった。

●登録車販売、過去最高の10万6729台

2016年度の世界生産台数は前年比4.2%増の307万5257台となり、2年ぶりに300万台を超え、過去最高となった。国内生産は輸出向けが増加し、同1.5%増の87万3746台と、2年ぶりに前年実績を上回った。海外生産は、インド、ハンガリーなどが増加し、同5.3%増の220万1511台、過去最高の数字で5年連続のプラスとなった。

国内販売は同1.4%増の63万8871台で2年ぶりのプラスとなった。軽自動車は乗用車が減少し、同3.1%減の53万2142台で、2年連続のマイナス。登録車は『イグニス』の投入やソリオの増加により、同31.8%増の10万6729台、過去最高の記録で2年連続のプラスとなった。

輸出は同22.2%増の13万8874台で6年ぶりのプラス。欧州向けなどが増加した。

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