by 中村 孝仁 on 2024年11月06日(水) 12時30分
試乗後に技術者との懇談会が必ず設定されているスズキの試乗会。今回の『フロンクス』でも、それはいつも通りだった。
私に対応した技術者は、いずれもブレーキ系の技術者だったが、そのうちの一人が最後に「今のスズキについて何か思うことはありますか?例えば変わって欲しい点とか?」という質問を投げてきたので、こちらからは「今まで通り変わらないで欲しい」と伝えた。というのも、これまで一貫してスズキという会社は、「良品を安く」をモットーにしてきた会社だ・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年11月02日(土) 18時30分
electric Stingray、略してe-Rayということであろうか。シボレー『コルベット』にもついに電動化の波が押し寄せた。
既存のコルベットと同じ、6.2リットルV8OHVエンジンをミッドシップし、フロントにモーター、そしてセンタートンネルの中にリチウムイオン電池を仕込んである。だから、外観を見たところでそれがハイブリッドであることをわからないし、エンジンルームを覗き込んでも、ハイブリッドに在りがちな、のたくったオレンジ色の配・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月30日(水) 21時00分
2024年7月、VWは一気に4モデルの新車を発表した。それらはすべて基本的にICE(内燃機関)を中心とするモデルだった。それまで盛んに「ID」と名の付くBEV(バッテリー式電気自動車)の訴求に勤めてきたVWが、ほぼ180度方向転換をした印象を受けたものである。
その先陣を切って販売が開始されたのが、『Tクロス』である。このクルマは2020年に日本に導入が開始されたモデルで、VWラインナップの中では最もコンパクトなSUVである。必要にし・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月29日(火) 12時00分
ルノー『アルカナ』がマイナーチェンジを受けた。と言ってもメカニカル系の変更はなく、もっぱらフェイスリフトとモデルミックスの変更である。
今回の変更で従来ルノーにあった「R.S.」と名付けられたラインが姿を消し、代わって「エスプリ アルピーヌ」というグレードが新登場した。もちろんR.S.ラインに変わって登場したわけだから、いわゆるスポーティー系のモデルなわけだけれど、よりプレミアム化したグレードとして設定されている。
広報のS氏曰く、・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月20日(日) 11時00分
今年に入って、ランドローバーの『ディフェンダー』を、サイズの違いですべてお借りした。改めてそれぞれの個性があることをと痛感した。
自動車というのは、車種によって成り立ちが違えばその個性も違う。ましてジャンルが違えば良さもまたそれぞれである。しかし、全長が異なる3種をラインナップするランドローバー・ディフェンダーは、長さが違うほぼ同じスタイルを持ちながら、それぞれに個性豊かな表情を見せ、単なる長さの違いだけではない独特な良さを持っていた・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月17日(木) 21時00分
ガソリンエンジン搭載の『フリードクロスター』に続いて、e:HEV(ハイブリッド)のホンダ『フリードエア』をお借りして試乗した。結論から言って、選ぶんなら絶対にe:HEVだと思った。
理由は沢山ある。単純に試乗車で比較してしまうのは問題があるかもしれないが、5人乗りクロスターのお値段は、メーカーの車両価格が281万2700円。そしてオプションを含んだ広報車の価格は、320万3200円である。これに対してe:HEVエアは、6人乗りEXとい・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月14日(月) 12時00分
ラージプラットフォーム群と呼ばれる、マツダが社運を賭けた構造のモデル第2段として、『CX-80』がデビューした。
第2段というのはあくまでも日本市場での話であり、海外市場を合わせると、これが第4弾になる。日本市場の第1弾だった『CX-60』は、初期の歓迎ムードとは裏腹に、浸透し始めるとボロが出た。社運を賭けたものだったから、マツダの焦りは社内的に勿論あったと思う。だから、第2段のCX-80では失敗は出来ないという、とてつもないプレッシ・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月08日(火) 12時00分
ミニが新しくなり、すでに新しい『カントリーマン』の試乗記はお届けした。その時も記したけれど、新しいミニは大型化した。レベル的にはとてもミニとは呼べないのだけれど、それが言わば「姓」なのだから仕方ない。
今回は原点のミニともいえる3ドアモデルをお借りした。今回のモデルから単にミニ(以前だったらミニ・ワン)という呼称のモデルはなくなり、すべてが『ミニクーパー』という車名になったのが大きな違い。クーパーが付けば高性能モデルと思っていたのは過・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年10月02日(水) 11時30分
「無事之名馬(ぶじこれめいば)」という格言がある。意味としては特に秀でていなくても競走馬は怪我なく走れば名馬だというもの。作家菊池寛が創り出した造語だそうである。
本来は「無事之貴人」という格言で、こちらも心配事や問題がない状態で、求めることが無くなった状態の人が貴人=悟りを開いた人、というような意味を持つそうだ。新しいホンダ『フリード』に乗って、何となくそんな思いをめぐらした。
新たに登場したフリードはこれが3世代目のモデル。前2・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年09月11日(水) 20時00分
8月から9月にかけてのおよそ1か月。3台のマツダ『ロードスター』をお借りしてロードスター生活をエンジョイしてみた。
借りた順番は、最初に「ロードスターS Vセレクション」というモデル。次いで2リットルエンジンを搭載する「RF」、そして最後は素のロードスターである。最初のVセレクションと最後の巣のロードスターはMT車。そしてRFはATをお借りした。
いずれのモデルもマイナーチェンジしてデビューした当時に、伊豆スカイラインを舞台にした試・・・
ニュースを読む
走行距離10万キロ中古車購入 郊外を100キロ走行 リッター30キロ超え...[ 続きを見る ]